北京語を学ぶには?北京語の特徴と学習方法10ポイント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
のべ1,339がこの記事を参考にしています!

中国語を学ぶ際、「そもそも中国語にはどんな種類があるんだろう?」と疑問に思う人もいるかも知れません。中には、インターネットサイトや中国語関連の書籍などで、「北京語」「広東語」といった言葉を目にした方も多いのではないでしょうか?

中国語には北京語や広東語を始め複数の種類があり、中でも北京語が標準語としての中国語と思われがちです。しかし、厳密にはそうではありません。私たちが学ぶ中国語の標準語は、「普通話(普通话 プートンファ)」と言い、北京語とは区別されているのです。中国語の標準語は普通話であり、北京語は北方方言の1つと位置づけられています。このことを踏まえた上で、北京語を学ぶことについて詳しく見ていきましょう。

なお、中国ゼミでは、中国語を最短でマスターする動画を、期間・人数限定でプレゼントしています。 いますぐこちら【無料中国語レクチャー】をぜひ体験してください。

1.私たちが学ぶ中国語

1-1.北京語と標準語(普通话 プートンファ)は違う

先述の通り、北京語と標準語(普通话 プートンファ)は違います。もともと中国はさまざまな民族の人々が暮らす多民族国家であり、国土自体もとても広いです。もちろん、話される中国語も地域によって違ってきます。しかし、中国が1つの国として統一されるためには、国内どこでも通用する中国語を作る必要がありました。そのような背景から、1950年代から60年代に細かく定められたのが普通話(普通话 プートンファ)です。

普通話は北京語などの北方語をベースとしており、北京語と共通している部分もありますが、北京語には北京語にしかない特徴もあります。例えば北京語では、普通話にはない、巻き舌による発音(er化音)が多かったり、話すスピードが速い、普通話にはない北京語特有の言葉などもあります。これらの違いを前提に置いた上で、北京語学習についてより詳しく見ていきましょう。

 

2.北京語を上達させる方法

2-1.語学学校に通う

語学学校で教わるのは一般的に普通語ですが、北京出身の中国人のネイティブ教師であれば、北京語特有の表現を教わることが出来るはずです。ただし、一般的に普通語を教えている先生は方言をあまり教えたがらず、教えてもあまり使わないように教わるはずなので、そのあたりは先生のアドバイス通りにしてみてください。

2-2.北京に留学する

北京語を学ぶ方法として最も効果的なのはやはり実際に北京に留学してしまうという方法です。北京で暮らせば自然と北京語が耳に入ってくる機会も多いので。

そして、北京に留学すれば、話す中国語も自然と北京訛りになっていきます。日常会話から北京語を使用していくことになり、自然な北京語を身に付けることができるはずです。

2-3.北京語の教材を購入して独学する

北京語の教材を購入し、独学するというのも北京語学習の1つの方法です。この方法のメリットは、語学学校に通うことや北京に留学することに比べ、手軽に始めやすいことでしょう。また、かかる費用も基本的に教材費だけですし、自分で自由な時間に学習を進められることもメリットと言えるでしょう。

日本で教材を買おうとする場合、基本的に普通語の教材の購入しか出来ませんが、北京に旅行する機会があれば、普通語だけでなく、方言としての北京語教材を入手することも可能です。中国で制作されている中国語教材、特に北京語言大学から出版されている中国語の教科書では、北京語の特徴のひとつである「er化」の表記も数多くみられます。中国にかかわる本を主に取り扱っているネット書店やAmazonでも、北京語言大学が出版している中国語教材を購入することが出来ます。

2-4.北京語を話せる友人を作る

北京語を学ぶ方法としては、北京語を話せる友人を作ることも挙げられます。ネイティブの友人であれば理想的でしょう。先述の通り、北京に留学すれば自然に北京語を身に付けていくことが期待できます。身近に北京語を話せる友人がいて、日常会話で少しずつ北京語を取り入れるようにしていけば、少しずつ自然な北京語に馴染むことができるのです。

2-5.とにかく最初は発音練習命!

ここまで北京語学習の方法を複数紹介してきましたが、中国語学習で最も大切なことは、最初の段階で正しい発音を学ぶことです。北京特有の北京語を学ぶには、まず普通語を学ぶ必要がありますが、その普通語の発音方法も、日本語とは大きく異なっています。この違いについて最初に理解し、正しい発音に慣れておかないと、間違った発音を身に付けてしまうリスクがあります。

間違った発音が身についてしまえば当然、中国人と正しく意思疎通することは難しくなってしまいます。また、一度ついてしまった発音のクセは、後から修正するのが大変です。CDなどの教材やパソコンソフト、スマホアプリなどを使い、正しい北京語をリスニングしながら発音練習する必要があります。フルーエント中国語学院が公開している「中国語ピンインマスター!実践トレーニング」も、手軽に中国語の正しい発音がトレーニングできる動画です。活用すると良いでしょう。

 

3.北京語と広東語は全く違う

3-1.中国の標準語に近い北京語

続いて、北京語と広東語の違いについて見ていきましょう。先述の通り、中国語の代表としてよく知られているのは北京語と広東語です。この内、北京語の方が中国の標準語である普通話に近いという特徴を持っています。

ただし、もちろん北京語と普通話は少しだけ異なっているので、それらは押さえておくと良いでしょう。

先にも書きましたが、北京語の特徴は、
①「er化」(例:四合院⇒四合院儿,饭馆⇒饭馆儿、今天⇒今儿)、
北京語独特の言葉(「甭」=不用、「歇」=休息、「干嘛?」=干什么?など)、
喋る速度が速い
といったことがが挙げられます。

これらが全て組み合わさると、北京語の難易度はとても上がります。例えば、北京生活が長い人ですら北京人のタクシー運転手の話は聴き取りにくいという話も聴いたことが有ります。頻繁なer化音でモゴモゴしがちな上、喋るスピードがとても速いからです。

中国語の標準語として普通話を押さえ、方言として北京語を学習するには、北京で北京語辞典を購入する、北京人の友人を作って教わる・会話する、北京を舞台とした北京語のドラマを積極的に見るなどが効果的です。

3-2.広東語が使える地域

北京語同様、代表的な中国語としてよく耳にする「広東語」ですが、実際にどの地域で使われているのでしょうか?北方方言の北京語に対し、広東語は広州方言から生まれたとされる言語です。使用されている地域は広州に限らず、香港やマカオにも及びます。

さらに中国国内を越え、マレーシアやシンガポール、ブルネイ・ダルサラーム、欧米やオセアニアなど、全世界に居る華僑・華人の人々の間でも使用されています。普通話や北京語だけでなく、広東語も広く使われている中国語であり、広東語も広い範囲で使うことができるのです。

3-3.北京語と広東語は違う

北京語と広東語は、もちろん違っています。しかし、その違いは、われわれ日本人が一般に感じる「方言ごとの違い」よりも大きなものと考えた方が良いでしょう。確かに、標準語と東北弁、関西弁、広島弁などの間にも、何を言っているのか分からないと感じる表現は多いでしょう。しかし、北京語と広東語の間には、全く別の言語といってもいいほど、大きな違いがあります。

まず、中国語の発音には声調という音の高低があり、この声調とピンインという音素を組み合わせることで発音が成り立ちます。ピンインと声調の組み合わせの数だけ発音があり、日本語の発音とは比較にならないほどたくさんの発音があるのですが、そもそもこの声調の数が北京語と広東語では異なります。北京語が4つの声調であるのに対し、広東語には最大で9つもの声調があると言われています。

3-4.漢字の読み方が違う

また北京語と広東語では、漢字の読み方が違います。同じ漢字であっても発音が全く異なっているため、全く違う言葉に聞こえるのです。一般的に、中国で広東語を話す人は普通話も学んでおり、北京語も理解できる人が多いものの、逆に普通話もしくは北京語しか学んでない人が広東語を理解することは不可能です。
例として、「大丈夫です。」を意味する「没问题」は、発音をカタカナで表記した場合、北京語(普通語)では「メイウェンティ」と発音しますが、広東語では「モウマンタイ」と発音します。

例.大丈夫です

北京語 没问题
メイウェンティ
広東語  没问题
モウマンタイ

また、漢字の違いだけでなく、文法自体にも違いがあります。

例えば、「お先に失礼します」を北京語で表すと「我先走了」(Wǒ xiān zǒule ウォシィェンゾウラ)ですが、広東語は「我走先了」となり、時間を表す副詞の「先」の位置が違うのがわかるでしょう。

例.お先に失礼します

北京語 走了
広東語 我走

「AをBに〜する(娘に本を与えるなど)」といった直接目的語と間接目的語の語順、比較表現や現在進行形でも語順が異なっており、これを間違えてしまうと正しく意味が伝わりません。このほか、広東語は語末の助詞も多く、普通話の7つに対し、30もの助詞があるとされています。

 

北京語を楽しく習得して仕事に役立てよう

北京語は中国の標準語と思われることが多いですが、厳密にはそうではありません。中国の標準語は普通話と言われ、北方方言の北京語からは区別されているのです。北京語を学ぼうと思えば、語学学校に通う、北京に留学する、北京語の教材で独学する、北京語を話せる友人を作るなど、さまざまな方法が考えられます。

普通語だけでなく、北京語独特の表現も少し話せるようになるだけで、北京人からのウケがだいぶ良くなりますので、北京に行ってみたいと考えている人は、この北京語も少し覚えてみては如何でしょうか?

フルーエントでは、無料中国語オンライン講座を公開し、これまでに実際に効果のあった学習方法を期間・人数限定で、動画付きで無料で学べるようになっています。これから中国語を学ぶ人にとっても、中国語を既に学び始めた人にとっても役立つことは多いので、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。

\ あわせてぜひ読んで欲しい人気記事 /

・中国ゼミでは日本人が効率よく中国語をマスターするためのノウハウをすべてご紹介しています。ぜひ実践してください。
中国語を半年でマスターした私が教える人生を変えた勉強法【動画付】

・また「中国語」にまつわる疑問を中国ゼミが徹底解説しています。
10分でわかる中国語のすべて~中国語とは?方言は?学習法は?~

関連記事Related Articles

\ SNSでもご購読できます /

コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

ページの先頭へ