難発音「去(qu)=行く」をマスター!中国語を最短で習得するコツ【動画付】

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中国語 qu
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中国語の中で「qu」の音は、日本人が発音しづらい単語の代表。日本語の意味は「行く」なので、頻繁に使う表現ですね。

私、中国ゼミライターHT(中国在住2年、大学に留学中)も、中国に住み始めてまもない頃「qu」がうまく発音できず、中国語の授業の度に注意されていました。さらに「去 qù = 行く」と「吃 chī = 食べる」の音が似ていて、違いを聞き取ることもできなかったのです。そんな私も、中国語学習で大切な4つの声調、発音のピンイントレーニングを繰り返し、正しい発音が身につきました。今では中国人とのコミュニケーションを楽しんでいます。 

初心者のあなたへ、今回の記事では、「qu」の正しい中国語の発音と勉強方法を分かりやすく解説します。

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1.「qù」を正しく発音する方法

日本人の多くが中国語の発音でつまずきます。それが中国語が難しいと感じてしまう理由です。中でも「」は、日本人にとって最難関の単語。会話でよく使う「行く」という意味なので、早い段階で正しい発音をマスターしたいですよね。

中国語の初心者にとって最も大切なのは、4つの音の変化「四声、声調」と、「ピンイン」という発音表記を覚えること。それらをマスターできれば、中国語を正しく発音するのはそんなに難しくはありません。

今回は「qù」を正しく発音するためのポイントを細かく紹介していきます。

まずは動画でチェック!「qu」の発音をマスターするコツはコチラから。
発音特化型教材「見てマネ60」動画の中から日本人の中国語プロトレーナーが、発音方法を解説しています。似ている発音「chi」との違いを確認しながらトレーニングしましょう♪

動画のリンクはこちらをご覧ください。

1-1. 「qù」の発音が難しい理由

なぜ日本人の中国語初心者は「qù」を上手く発音できないのでしょうか。

単語集や参考書にカタカナで「チィー」と書かれていることがありますが、「チィー」と発音しても中国人には伝わりません。理由は「qù」のような音が日本語にはなく、カタカナで表現しにくい音であること。さらに「q」の音は息を強く吐き出して発音する「有気音」なのですが、多くの日本人は、この「有気音」に慣れていません。

さらに「qu」の母音「u」は、表記上は「u」ですが、発音時は「ウムラウト記号」 が入る「ü」の発音になることなど、ルールが存在しています。

このように、日本人が少々複雑に感じてしまう発音なのです。

初心者は、まず中国語発音の法則に慣れる必要がありますが、コツをつかめば簡単なのでご心配なく。一つ一つポイントを紹介しますので、順番に見ていきましょう!

1-2. 「q」と「ù」 の音にわけてとらえる

「qù」の音はどのように発音したら良いのでしょう。

まずピンインの発音を理解するために最も重要なことは、「q」と「ù」 の音に分けてとらえること。「q」は子音、「ù」は母音です。中国語は日本語と同様で母音と子音の組み合わせでできています。「qu」を分解し、論理的に考えることで他の中国語の音も理解しやすくなります。

1-3. 「q」は日本語の「イ」の口で「チ」と吐き出す

まずは子音、「q」の発音からみていきましょう。

中国語の子音には「有気音」と「無気音」という音の種類があります。それぞれ正しく発音しないことには中国人に伝わりません。これらの音は日本語にはないので慣れるまで少し時間がかかりますが、始めにしっかり練習することが大切です。

「q」は「有気音」であり、音の破裂が強く、息を勢い良く出して発音する音です。唇を開くと先に破裂音のような音が聞こえます。日本語でいうと「チ」の音に近い音ですが、日本語には息を破裂するように出す音がないため、わかりづらいという人も多くいます。

口の形は、舌の先端を下の歯の裏につけ、日本語で「イ」と言うときより、気持ち口を左右に大きく開いて発音します。

一方で「無気音」とは音の破裂が弱く、息を抑えてやわらかく発音します。日本語の濁音に近い音になりますが、少し違いがありますので何回も聞いて耳に慣れるようにしましょう。

もし「q」の口の形で、無気音の音で発声すると「j」の音になってしまいます。

このように、口の形が同じでも発声の仕方で言葉が変わってしまう場合があります。日本語にはないことですよね。まずは発音の基礎を知り、きちんと練習してマスターすることが大切です。

動画でトレーニング!「q」の正しい発音は動画を見ながら練習しよう!

動画のリンクはこちらをご覧ください。

 

1-4. 「ü」は日本語の「ウ」の口を少しすぼめた形で

次に母音について説明します。

「去」の場合、子音が「q」なので表記は「qu」になっているのですが、実際に発声する時の音は「u」ではなく「ü」の音を出さなくてはなりません。

このように中国語は、表記上のピンインと実際の発音が違うなど、特殊なルールがあります。「qu」の発音を覚える前に、以下のルールを知っておきましょう。

<子音 j  q  x + 母音「ü」の場合>
・表記は「ü」ではなく「u」に変わる。(「u」の上の点、ウムラウトを取る)
・発音は「ü」のまま。

では「ü」の音はどのように発音するのでしょうか。この母音は日本語にはありません。日本語であらわすと「イとユの間」のような音になります。発音方法としては口笛を吹くときの唇を作り、口をすぼめた状態で「イー」と発音します。この時、「イー」の音を残し、頭の中から「ユー」を消していく意識で発音することが大切です。

この発音がしっかりできるかどうかは、しっかり唇の形を作ることがポイントです。日本語はあまり口を動かさなくても発音ができるため、口笛の形を作るのに慣れてない人も多いです。慣れるまでは少し大げさに口を尖らせて、ひょっとこのような顔を意識して発音してみると、正しい中国語の発音ができます。

中国語ピンインの全て、ルールを知りたいあなたへ。
声調別、音声付の中国語発音ピンイン表はコチラ

動画で母音「a o e i u ü」をトレーニング!「ü」の音はの正しい発音方法を丁寧に解説しています。動画のリンクはこちらをご覧ください。

 

1-5. 重要!「qu」の声調「第四声」をマスター

ここまでピンイン「qu」を、「q」と「u」に分けて捉えることをお伝えしました。次に、中国語を正しく発音するために必須の「声調」について理解を深めましょう!

中国語の「声調」とは、4種類の音の変化、「音程の上げ下げ」のこと。「4種類の声調」が間違っていると中国人に伝わりません。「ピンイン」以上に大切なポイントなので、ここで覚えておきましょう。(「声調」「四声」についてはコチラの記事『【音声・動画付】これで解決!四声(声調)の発音と入力)』で詳しく解説しています)

「去 qù」の声調は、第四声です。

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/04-qu-4.mp3

 

まず「四声」を正しく出す練習としては、カラスの鳴き声「カーッ!」のように、高い位置から低い位置まで、声を素早く落とすように発音すること。やさしい発音ではなく、きつい印象で一気に音を下げるのです。

ちなみに、「去(qù)」と同じピンイン「qu」を第一声で発音すると「区 (qū)」(住所の〇〇区を表す)という意味になります。第三声で発音した場合は、「曲(qǔ)」(日本語と同じ“曲”の意味)になってしまいます。

第一声 qū  
https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/01-qu-1.mp3
第二声 qú  
https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/02-qu-2.mp3
第三声 qǔ  
https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/03-qu-3.mp3
第四声 qù  
https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/04-qu-4.mp3

四声を間違えると、違う意味になってしまう中国語。何より「正しい声調が重要」ということを頭に入れておきましょう!

なぜ中国語は「四声」が重要なのか? 納得の答えはコチラ。フルーエント中国語学院 学長が96秒の動画で分かりやすく解説しています!
中国語学習<四声(声調)の重要性>

1-6. 「qù」は「チュィー」という音になる

最後に、子音「q」と母音「u」を組み合わせた「去 qù」の音、声調の第四声も含めて練習しましょう!

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/04-qu-4.mp3

 

子音と母音を合わせた「qù」は、「チュィー」のような音になります。1-5でお伝えした通り、高い位置から「チ」を出し、一気に低音まで下げるイメージで「チュィー」と発音してみてください。

中国語の発音練習をしていると、日本語にはない発音が多く、難しく感じるかもしれません。中国ゼミでは「学習を始めて2ヶ月は、とにかく発音トレーニングを頑張って!」とお伝えしています。なぜなら、正しい四声とピンインをマスターできれば、その後の中国語学習がとても楽になるから。初心者のうちに、ひとつひとつ丁寧に覚えていくことが、結果的に中国語マスターの近道になるのです!

1日30分、動画を見てマネるだけでネイティブに通じる発音に!本気で正しい発音をマスターしたいあなたはコチラもおすすめ!

 

2. 「qu」と「chi」との違い

中国語を勉強していると、非常に似た発音があることに驚く人も多いと思います。中国人にとっては全く違う発音ですが、日本人にとっては耳に慣れない発音のため、同じように聞こえてしまうのです。その代表的なものが「qu」と「chi」の発音です。どのような違いがあるのでしょうか。

2-1. 「qu」は口の前の方で発音する

「qu」と「chi」は、ともに「有気音」なので、息を強く出すことに変わりはありません。違う点は、「q」の音は舌先を下の歯茎につけたまま、唇をおもいっきり横に引いて口の前の方で発音する「舌面音」と言われる発音方法です。この発音のポイントは、しっかりと左右に引いて口の形を作り、勢いよく発音をすること。

「舌面音」も日本語にはない発音です。ぜひ手鏡を使って口の形を確認し、何回も練習しましょう。

2-2. 「chi」は舌を丸めて発音する

「chi」の発音も「qu」と同じ有気音の発声で、日本人が難しく感じる発音です。「qu」との違いは、舌の先端を上あごに向けて丸める形を作る「そり舌音」であること。まず、舌先で前歯の裏から上あごを舐めながら後ろへ、くぼんでいるところまで下げます。ここが、正しい舌のセット位置ですのでしっかり覚えましょう。さらに口をしっかり左右に引き、歯と舌の間に息を勢いよく通して音を出します。

2-3. 「qu」「chi」を使う中国語フレーズ

「qu」と「chi」、実は日常会話で頻繁に一緒に使います。「ご飯を食べに行く」というフレーズです。「去 qù=行く」と「吃 chī=食べる」で「食べに行く」という意味になります。このフレーズで「qu」と「chi」を一緒に練習しましょう!

私はご飯を食べに行きます
Wǒ qù chī fàn
我去吃饭。
ウォ チュ チー ファン

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/e615f025b7f64e48a23e19dc46909d1f.mp3

 

3. 発音練習の方法

中国語には日本語にはない音がたくさんあり、舌の訓練をしないとなかなか喋れるようにはなりません。正しく発音して中国語をマスターするために発声練習は不可欠です。

3-1. 「有気音」を練習する

まずクリアしたい発音は「有気音」です。日本語は、基本的に息をあまり吐かずに話せてしまう言語です。日本人が意識せずに中国語を話してしまうと、中国人には全て「無気音」に聞こえてしまい、意味が伝わらない可能性があります。

まずは日本語にはない音、「有気音」を集中的に練習してマスターしましょう。「有気音」は、空気が歯にぶつかることにより音を出しています。そのため自分が思っている以上に、大量の息を使う練習が大切です。膨らんだ風船の空気が漏れるときの音のように、勢いよく息を吐き出し、外に空気を流すイメージで発音すると、きれいな中国語になります。

有気音・無気音の違いとは? 約2分の動画でよく分かる!解説はコチラ。

3-2. 「ju qu xu」を繰り返し発音する

「有気音」の発音をマスターできたら、次に「ju qu xu」の3つを繰り返し練習します。1-3で表記上のルールを説明しましたが、「ju qu xu」と書かれていても実際の発音は「ju=jü、qu=qü、xu=xü」です。全て「qù」と同じ母音のグループなので、慣れるためにも3つまとめて練習し、きちんとした発音をマスターしてください。

 

4. 去quの意味と中国語例文

正しい発音ができるようになったら文章にして使っていきましょう。中国語会話ができるようになるためには、単語だけの練習ではなく、文章にして練習することで会話のバリエーションが広がっていきます。

4-1. 「去 qù」の意味、使い方

「去 qù」の訳は、日本語の漢字と同じ「去る」ではありません。日本語訳は「行く、赴く、出かける」で、ある目的の場所へ移動するという意味になります。その「去 qù」を使った簡単な例文は、以下の文章になります。

私は北京へ行く
Wǒ qù Běijīng
我去北京。
ウォ チュ ベイ ジン

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/d9e52f9aa32977ccf57267e0d568c110.mp3

主語「我=私は」、動詞「去=行く」、目的語「北京」
「去」の後に目的語、「〜へ」場所がきます。

4-2. 「行ってきます」の中国語

日本語では定番の挨拶表現、朝出かけるときなどに使う「行ってきます」の言葉。そのような朝の挨拶を中国語に訳すと、どのような表現になるのでしょうか。

<会社へ行く場合>

Wǒ qù shàng bān le
我去上班了。
ウォ チュ シャン バン ラ

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/475f80d22068c5dafce69db9347052b7.mp3

<学校へ行く場合>

Wǒ qù shàng kè le
我去上课了。
ウォ チュ シャン クァ ラ

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/d59b5276d494f16b0f3a5bfad85ec0d5.mp3

日本語で「行ってきます」の返答としてよく使われる「行ってらっしゃい」は、中国語では「ゆっくり進む」という意味の以下のような文章になります。

Màn zǒu a
慢走啊。
マン ゾウ アー

https://cn-seminar.com/wp-content/uploads/2018/04/a9f8d60e33ced93068be0e2c0af33940.mp3

いかがでしょう。何か不思議な感じがしますよね。ニュアンスがかなり違います。

実は、日本語の「行ってきます」のニュアンスは、中国語にそのまま訳すことができないのです。

日本人は当たり前のように、出かけるときに家族に対して「行ってきます」と言いますよね。友達の間でも、会社でもそこへ戻ってくることがわかっている場合は「行ってきます」という表現を使います。

しかし中国人の友人に聞いたところ、家から出かけるときにわざわざ家族へ「行ってきます」と言う人は少ない、と言っていました。挨拶の習慣自体、中国と日本では違いが多く、中国人はそれぞれの家族ごとに習慣があるようです。

また、若者同士なら「またね」「バイバイ」の意味を含めた「拜拜」を使う人。年配の夫婦なら、出かけるときは何も声をかけずに出て行く人もいるようです。

日本語の「行ってきます」のようなオールマイティーに使える表現が存在しないのです。

このように、中国の習慣には日本と異なり、言葉の表現も習慣によって変わります。頭の片隅に入れておくと中国人とのコミュニケーションで役立ちます。このような習慣の違いや文化の違いは、言葉を勉強することで理解が深まりますね。違いに気づくことが、その国の言葉を勉強する醍醐味かもしれません。

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まとめ. 日本人に難しい中国語の発音は、コツをつかめばマスターできる

いかがでしたか? いざ中国語を勉強しようと意気込んでも、発音が難しくて諦めてしまう人が大勢います。それは非常にもったいないこと。難しいと感じるのは、私たちが中国語の発音に慣れていないからにほかなりません。

たしかに最初は難しく感じるかもしれません。そこで諦めずしっかりと練習を続けることで、だんだんとコツがつかめるようになり、美しい中国語が自分のモノになります。

漢字に馴染みのある日本人にとって、中国語は発音さえクリアすれば後はスムーズにマスターできる言語。ぜひみなさんも美しい中国語を話せる自分をイメージし、頑張って練習を続けてくださいね。

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